2018-07-20 第196回国会 衆議院 本会議 第45号
全国過労死家族の会の御遺族の皆さんが、安倍総理に面会を申し入れました。しかし、安倍総理はそれを断りました。働かせる側の企業経営者の声ばかりに耳を傾け、過労死の御遺族の声には全く耳をかさない。そんなことで本当にいいんでしょうか。安倍総理には、愛する人を過労死で失った人たちの真摯な訴えに耳を傾ける良心はないんでしょうか。
全国過労死家族の会の御遺族の皆さんが、安倍総理に面会を申し入れました。しかし、安倍総理はそれを断りました。働かせる側の企業経営者の声ばかりに耳を傾け、過労死の御遺族の声には全く耳をかさない。そんなことで本当にいいんでしょうか。安倍総理には、愛する人を過労死で失った人たちの真摯な訴えに耳を傾ける良心はないんでしょうか。
一昨日、厚生労働委員会の参考人意見陳述において、愛する家族を失い、そのことで、生涯、なぜとめられなかったのか、命を失うぐらいだったらなぜ仕事をやめることが、やめさせることができなかったのかと自身を責め続けながら、同じ苦しみ、悲しみを二度と味わってもらいたくないと、全国過労死家族会の寺西代表を始め、出席された五人の方々はこうも述べておられます。
そして、一昨日、衆議院厚生労働委員会で過労死家族会の寺西笑子さんら五人が参考人意見陳述をされましたけれども、全国過労死家族会の皆様の思いも踏みにじったことになりませんか、安倍総理は。
それと真逆のことを、きょう、よもや強行採決、あるいは御遺族の声も聞かずして海外へ行かれる、そして採決などということがもしあるならば、これは総理、高橋まつりさんのお母さん、幸美さんや、あるいは寺西笑子さんたち始め全国過労死家族の会の皆さんに、だましたということになりますよ。二度とこういう過労死、過労自殺を起こさない、あの言葉は何だったんですか。 そして、それは私たちが言っているんじゃない。
本日は、随行席には、全国過労死家族の会東京代表の中原のり子さんです。一九九九年に小児科医だった御主人を四十四歳で過労死で亡くされました。 勤務状況は、月に五回ないし八回の当直と救急患者、入院患者の対応をし、眠る間もなくそのまま日勤をこなし、三十二時間連続勤務という疲労こんぱいの過重労働の末の過労死でした。